Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

つばくろ(つばくろ)

燕(つばくろ)

山本 周五郎

Lesen Sie 燕(つばくろ) (つばくろ(つばくろ)) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 25.395 Zeichen · 52 Bildschirme

Aozora Bunko

主人と客(三)

者もないだろう、――婦徳のかがみか、若さと美しさの代償としては、あまりに安っぽい褒め言葉だ、くそっ、あなたはいま若く、そして美しい、あなたにとっていまなにより大事なのは、その若さと美しさを充分にたのしむことだ、こんな単純なことがわからないのかな」

「わたくしそういうあなたが好き」早苗ははぐらかすように云った、「そんなふうにむきになっているあなたは、だだっ子のようで可愛いんですもの、あら、どうなさるの」

「頭から喰べてしまうんだ」正之助は早苗の手首を掴み、乱暴に自分のほうへ引きよせた、「この可愛い頭から、手から足まで喰べてしまうんだ」

「あたし声をあげてよ」

「できるならね」と云って正之助は竹の鞭を投げやると、両手で彼女を抱えあげた、「さあ、できるなら叫んでごらん、さあ」

早苗が叫ぼうとすると、彼は自分の唇で彼女の唇を塞いだ。娘はほんの僅かに反抗したが、かすかに、あまえたような呻き声をもらすと、抱えられたまま動かなくなった。彼はそのままで、松林の奥へと去っていった。

主人と客(三)

「残念ながら鳥はいけない」と庄野が云った、「奥歯が両方ともだめになってね、魚ぐらいはどうにか噛めるが鳥は手に負えない、香の物もたいていかくやに刻まないとだめだ」