Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 229.387 Zeichen · 453 Bildschirme
このひとは律気者でよく働いて、やさしい心をもっています。
達ちゃんへの手紙に書いてやることよく承知いたしました。出かけるとき繰返し申しましたが又云ってやりましょう。酒は既に身についているし相当遊びもする。遊びを知っているんだから心得もあるようです。しかし念には念を入れて申してやりましょう。
先刻大畑の何とか云う、富田のおじさんの娘さんの旦那さんで小学教員兼醤油屋の主人が見えました。スマ子さんの御主人です。貴方によろしくとのことでした。大いに反産(産業組合)をやったがあきまへんわいと云って笑っていました。ここいらでも八ヵ村が共同で駅の先に大きい倉をもって醤油の共同醸造をやりはじめていますそうです。肥料・米、やはり扱っています。どことかで近江商人に会って話したら近江辺ではこの子は悧溌だから商人にしよう、大して出来んから学校へやろうと云うそうなが、こっちは逆だと話していられました。長州というところが維新以来もっている一つの伝統、気風というようなものはいろいろ面白いと思います。この頃よくそう思う、いろんな人間のタイプを考えて。
私の読書は半分よりすこし先に進みました。