Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 289.044 Zeichen · 575 Bildschirme

Aozora Bunko

というような伝記小説の現れるのは、日本の文芸思潮のいかなる低下と喪失によるものか云々というのです。

面白くてとりつかれたようにかきました。近頃の快作。だから、きっとさっきぱっちりしていたのでしょう。

今月は半分はフラフラだったけれども、それでも実にこまこまと百十枚もかきました。種目は十二種よ。細かいこと。

大分あとへのばして貰うやくそくにして五月は、前に半分までかいてある古典読本の現代文学を六七十枚かいて、『文芸』のをかき終って三回分ぐらい60枚迄、まとまったのはもうそれで、小説にかかります。『都』へ十日ぐらい迄に「読者論」をかきます、これはこの二三年間の読者と作家とのありようをかいて見るつもりです。文化批評として面白いと思います、こまかく落付いてかくつもりです。

こういう工合で、徹夜はなしです。でもこの間うちは何となし工合わるくて、朝心地よくおきられず。そういうときは、よく仕事出来るときひる間三十分か一時間、上手に一寸眠ってよく休む、そういう眠りかたが却って出来ず、眠ったら猶気分わるそうで眠れず、しかもはきはきせずという工合でした。もうすっかり緑になりましたから大丈夫よ。