Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 289.044 Zeichen · 575 Bildschirme

Aozora Bunko

二葉亭についておもちになる興味の核心はどこでしょう。最も早いエゴーの目ざめとして? トーマス・マンは、家族の血統の廃頽(世俗的)のとき芸術家が出るとしています。「ブッテンブーロークの一家」でそれを語っているのだそうです。こんな考えかた――そこに発展を見るという――何とドイツ哲学亜流でしょう。結果から現象的にさかのぼる方法。二葉亭についてかいて下すったら面白いでしょうねえ。中村光夫のはよんでいませんけれど。忘れず、ね。

『明日への精神』やっと出ました。表紙は白でフランス綴です。小磯良平のトンボがかいてあって、題は朱。トンボの色は写生風で瀟洒としている(そうです)が、私は自分の量感が出ていないで余り感服いたしません、表紙なんか私がどうかしらと云うのは賛成しないのよ、だから何だかもり上って来る感じにかけていてがっかりですが、第三者はきれいですって。皆がそういうそうです。三千だけ刷ったが、第二日でもう千部刷るという話が配本の方から出ている由、まだわかりませんが。本のつくりかた雑なのよ、ですからすこし悲しいのよ。折角なのにねえ。でも、出ましたからよかったとしなければなりません。