Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 289.044 Zeichen · 575 Bildschirme
それでうまく会えるのでしょうか。そこいらのことはよく分りません。
友ちゃんも元気だそうです。お祭りで四五日おさとへかえって来るのですって。そしてね、冬の間、御出勤は女のひとたちはおやめですって。それはそうでもなさらなくてはね。もし万一お出かけになるのでしたらと思って速達のついでに脚の方をひやさない細かいこと書いてさしあげましたが、私が机に向っているような形では駄目なのね。ちょくちょく立って米をはかったりなさるのですって。それでは冬の間はいけません。もし又腎臓になったりなさると。おやめになるそうですからいいわね。
二十八日には多賀ちゃん、寿江子、私で、歌舞伎を見ます。私としても随分久しぶり。みんなが歌舞伎は見て居りますから、「どうで、多賀ちゃんも歌舞伎へ行っちょってか」というわけでしょうから。多賀ちゃんがかえると、私も何だかくっついてちょいと行ってみたくなりました。それも無理ないのよ、だって私これ迄只の一度も全くの用事なしで行ったことないのですものね、いつだって、あっちでうんとこさお辞儀しなくてはならないようなときばっかり行っているのですから。十二月七八日以後から暫くが一番行けるけれど、でもまあ今度はおやめ。