Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme
のことは分らないもの也! 性根を据えてよくよく体得のこと、については真面目にそう考えます。いろいろのこと考えます。この一年半ほどの仕事ぶりは、いろいろ欠点もあったけれども、それでもいくらか私がそうしたいと思っていた面で達成したこともあって、こまかいもの書いて永いものあとになってしまったようなところもあるけれど、その欠点ばかりでもないようです。
三日に書いた手紙のはじめのところでごとごと云っているような工合で、何とかなるまいかとまだ思案中よ。こんなに一般が暮していて勿論その外にあるというような暮しではないけれど、それでも何とも云えないからみついた空気があすこにあって、それを思うといやになるのよ。どんなものにかなってしまいそうで、そうならないために、こうしていて使う神経と又ちがったつかいかたして、その点ではあなたも何かユリが生ぬるいところにいる不安をおもちになるのだし。そういう過敏にされた良心の監視を自分が自分に絶えずもつようなのって、さっぱりしなくて、皮膚がつよくないようで、どうも気にそみませんね。同感でしょう? 日々の空気の当り工合で人はいろいろになるようなところもあってね。