Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme

Aozora Bunko

でもこうやって、廊下歩いても台所コトコトやっていても、縞の布のかかった机が見えていると相当食慾的だから、きっとこれからうまく行くでしょう、どうぞ御心配なく。そんなで八月中に何とかなるのかなとお思いでしょう? 何とかなるから面白いわね。

自分に仕事させる、でこんな話があるのよ、私はこれ迄冷蔵庫というものなしでやって来て居ります、夏冷いもののまない方だから。ところが、この頃玉子にしろ牛肉にしろ配給の都合で、肉なんかあるとき勝負で、きのうなんか二ヵ月ぶりですこし買えました。バタにしろそうだから、すこし力のつく食物を心がけるためには冷たくしておくところがいるのよ。で今年は一つ買おうかと云って見たら、迚もうちには買えないようなのばっかり七十何円、八十何円。四五十円のなら氷一貫目で、一昼夜どうやらモツのですが。もしみて、その位のがあったら買おうと思います。そんな風になって来るのね。もう久しくバタもたべず油もきれていて、それでいくらか、かたまりそこねのところてんかもしれないわ。みんな暑気がこたえるらしいわ今年は。どうぞあなたも呉々もお大事に。本当に、よ。暑気に対して体力が負けている感じはいやね。