Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme

Aozora Bunko

子供がいるとなかなか面白いわ。太郎がね、一昨夜夜中に、おかあちゃあと泣いているのですって。床のところを父さんがさぐって見てもいないのだって。スタンドつけても見当らないので、さがしたら、ずっと枕もとの上の方に母さんの机がおいてある、その足の間にすっかりはまって、手をバタバタやって天井をさぐったりあっちをさぐったりして泣いているのだって。よっぽどこわかったのでしょう、父さんにだかれてあっためて貰いながらそれでも泣いていたって。きっと何とこわく感じたでしょう、翌日、ちいちゃいおばちゃんの室へ行ってベッドの上に仰向きになって、そこはすこし天井が低くなっているので、そこをしげしげ見ていたが、やがて、ネエ、ちっちゃいおばちゃん、ベッドへねていて、天井がずーっとずーっと低くなってそこいらぐらい低くなったらどうする? としきりにきいていたって。ぼんやり感じ思い出したのね、でもよくうまくあの机の下へすっぽり入りきったと大笑いしました。

今に島田へ行ってもなかなかにぎやかなことでしょう。机の前に、あなたも御覧になった輝をだいた写真とあきら一人のとをおいています。咲枝はじめてその写真を見て、あらアと羨しがっていたわ。