Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme
この人たちは、生きてゆく、丈夫で生きてゆく日々がいかに充実し緊張したものであるかを感じないぐらいのびているのだナと。そういう生命の緊張、生命の意味への絶えざる自覚なしに生きていると、アブノーマルな条件でなければ生命感を感じないセンチメンタリズムが出来る。
文学は何と強い高い美しいものでしょう、でもその裾には何というごみもひきずっているでしょう。
健全に行動する機会がないと、只、行動そのものに妙な評価をはじめもするのですね。
そう云えば、こんどの本には行動と思索とのいきさつも扱って見るつもりです、どんな作品がいいか分らないがさし当りは「生活の探求」のあの井戸直しでも。
行動の讚美はイタリーのマリネッティのように、未来派からローマ進軍へとうつりゆきますから。私たちの思索と行動とが自立した統一をもつために、今日はどういう道程を歩いているかということについて、思索力そのものが、運動神経を丈夫にしてゆくことの価値をはっきりさせたいわね。
物質のスピード行動力の方が精神を圧倒したところに未来派の速力への陶酔があるのだから。そんなことも面白いでしょう? 私たちはさかさにおかれてもちゃんとものの考えられる習練がいります、ああこんなにお喋りしてしまった。