Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme

Aozora Bunko

そのうち何とか工夫をこらしましょう。それでも宿は親切とあるから、まあいくらかましでしょう。あの母斑は、やっぱりもっともっと大きくなる性質ですって。あとになると手術出来なくなると云ったそうです。きっとあなたの方へもたよりをよこしますでしょう。

光町の留守は冨美子とあの亡くなられた河村さんといた、従姉のひとというのがいるそうです。冨美子ももう四年生だから大丈夫ね、誰かがいさえすれば。

これから二人にそれぞれ手紙をかいてやりましょう。

多賀ちゃんも、世の中がこの位のうちにちゃんと安心出来るようにしておいた方がいいわ。当然もっともっとになるでしょうから。

うちでは、今までいた女中さんのうち一人かえり、今は派出さんともとからいるのと二人。それに書生さんが一人出来ました。うちのまわりを掃く人がこれで出来て、どうやら狸の穴のような落葉のしまつもつきそうです。どうしても一人男の手がいるのね、外まわりをやってくれる。

うちの連中も年をとったから、今度はうまくおけるでしょう。

S子さんがごく近々おめでたで、私が名づけ親にきめられました。うっかり忘れていて、きのうハガキ貰って些か狼狽よ。