Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 230.599 Zeichen · 458 Bildschirme

Aozora Bunko

もっともっと立体的なのだから、少女の心理の要素は。学校のつまらなさ、その他も。文房堂で原稿紙を買って、亢奮した心持で街をフラフラ歩いたりした心持。こういう部分を非常に高い調子で描ければ、それとして興味ふかい作品でしょう。そこにやはり時代があります。その頃そうやってフラついたって、食べるものの店へ入るなどということは思いもかけない一般であったし、ましてシネマへ入るなどということはなかった、そういう一般で、そういう少女の苦悩が(みたされない知識慾や情感や)それなり文学へ読書へ方向づけられて行き得たこと。やはり今日には期待出来ないかもしれませんね。こんなに書いていたら、大変その少女が書きたくなりました。あの憤懣と大人の常識への不快さが甦って来るようで。

「今日の読者の性格」の終りは、きっともう枚数ギリギリで苦しまぎれに圧縮してしまったのね、あれは新聞のものでした。どうもありがとう。本当に隈なくよんで下すって。よく、ユリが「だ」で文章を区切るのを気になすったことを思いおこします、まるをつけられたわねえ。

どこまでも自分の文章という文章で書きたいものだと思います。