Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme
すまないという心が起こったのは、私のほんとうの心である。けれどもだんだんと自分が畳の表替えをするということをずいぶん考えなければならぬようになってきますと、こんどは畳がもっときれいならよいと思う。この二つの心は前と反対でありますが、前にはよごれていてくれればよいと思い、こんどはきれいならばよいと思う。これはどちらの気持もほんとうでありましょう。すくなくとも欺いたものではない。しかしながらこの二つの心が、どっちがより真実であるか、どっちが根深いほんとうの本音であるかということになってまいりますと、私はあとのほうが本音だと思うのであります。つまり貧乏なら貧乏ということで、いわば貧乏がいやで貧乏であるときに、はじめてそれは貧乏なのであります。貧乏に見られたいという心は、それと比較すれば非常に浮いた気持だと思います。その意味で有島君のやったことも、有島君の優しい、善良な、人道主義者としての気持はわかりますが、しかしながら、結局それは無意識的な嘘であったと私は思うのであります。それで親鸞聖人などがすべてのこと、「そらごと、たわごと、真あることなし」といった。