Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

せいかつといちまいのしゅうきょう

生活と一枚の宗教

倉田 百三

Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme

Aozora Bunko

親鸞聖人も御和讃にあるように、恥と穢れと塵との中の、赤裸々な、ほんとうの自己をきたないものとしての信仰、それがどうしても親鸞聖人のほんとうの信仰であると私は信ずるのであります。私は後にもちょっと話しますけれども、親鸞聖人という人は、私のかかりました病気から申しますと一種の潔癖性、強迫観念のなかに、普通「穢れ」と申しまして、何でもきたなくてしようがない。幾度手をふいても手がきたない。電車に乗りましてもしじゅうガーゼを持っていていちいち吊り革につかまった手をふく。本でもきれいに並べて、すこしでもゆがんだら気がすまない。一日手をきれいにすることばかり考えている。これは潔癖性という病気であります。潔癖性といわれている一つの精神上の病気であります。こういうものが一人できますと家族はとても困るわけであります。ほかの人は何でもないと思いますが、手を切って捨てたいくらいに苦しいのであります。親鸞聖人というかたはつまり道徳的潔癖性であります。罪というものに対して非常に心の清らかな、すこしの罪というものも許しておくことができない。非常に神経質であります。それでそういう強迫観念の潔癖性というものはどうなるかというと、これはなかなか治らないものであります。