Japanische Klassiker mit Furigana
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せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme
自分は奴隷を楽しんだのだ。それならばそうしなければよかったかと考えてみますと、何処といって自分の歯のたつところがないのであります。普通の人情からいえばそうやってゆくよりほかにないということが、そのときの出来事になってゆくのであります。
これは生命の実相というものと生命の本然のありのままの生きた姿というものと、それから抽象的な分析とが合わないところでありまして、抽象的分析によって実相をとらえることはできないのであります。でありますから、そういうことがいっぱい起こってくる。
これは一つの例でありますが、たとえば私の家に病気でありますから寝ておりますと、労働者がどんどんやってくる。そうしてそういうふうな主義をたてるからどんどんもってゆくわけであります。しまいには私の寝ている蒲団なんかをはいで、君が病気で寝ているよりも、私の貧乏のほうがつらいからねというので、自分の蒲団をはいでゆくということになる。それは労働運動をしている人でありますが、はじめ奥さんが子どもをおんぶしてきて、私の夫は今検束されているというのであります。それで困っているからというので、私がそれにお金を出すわけであります。