Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
Lesen Sie 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.276 Zeichen · 137 Bildschirme
しかもその行いたるやすこしも生き生きとしていない。そのことについてみなさんのご承知の、カントとシルレルとの論争がありますが一つの善なることを為そうとすることを考えたならば、自分ができてもできなくても、それを意志の力で為すべきだというのがカントの考えであります。シルレルは自分がしようと思うときにすべきだという。義務として為すべきことだ。すべきことだからすべきだというのと、自分がほんとうにしたくなったときにすべきだというシルレルのいわゆる「美しい魂」の思想とこの二つの論争はどうしても起こってきます。トルストイでもその問題には非常に苦しんだ。トルストイの主義はカント主義であります。カントのようにしなければならぬはずのものである。論理的に申しますとまたトルストイも実際そうしなければならぬと認めておった。たとえば学生がなぜ家出しないかと責めたときに、そのときにトルストイは「家出をすべきである。けれども息のつまったものが息をしないわけにいかないようになったときに私はすべきだ、それまではしない」といいました。がこれは、トルストイの主義から申しますとそうではいけないはずです。