Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ききがきしょう
聞書抄
谷崎 潤一郎
Lesen Sie 聞書抄 (ききがきしょう) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 108.821 Zeichen · 210 Bildschirme
座頭はめくらの藝人であって専ら座興を添えることを職業としており、全く武力のない不具者であるから、人々も油断をするので、警戒の厳重な大名の家庭へも案外たやすく這入ることが出来、時には主人の左右にも仕え、高貴な婦人方の身辺にも近づく機会を得たのである。されば当時の武将たちが彼等を間牒に放った例は諸書に散見するのであって、分けても陶晴賢がめくら法師を間者として毛利元就の行動を知ろうとした話は、最も人口に膾炙している。老獪な元就はそのめくら法師が敵方の廻し者であることを感づきつゝ反間苦肉の策謀を運らし、逆に彼を利用して晴賢を厳嶋へ誘い出した。又小田原の北条早雲は、盲人は無用の者であるから領内のめくらを搦め取って海に沈めよと云う触れを出し、その噂を聞いて領外へ逃げ散った盲人の或る者を密かに間者に用いていた。その外、甲斐の武田信玄は徳川方の細作を掃蕩するために領内の盲人八百人を鏖殺したと云う伝説があり、続々群書類従第十教育部所載北条幻庵覚書には、女中が盲人を近づけることの危険を説いて、戒めている一節がある。―――
一 ざとうしゆ参候はゞ御さか月給ひ御ひき給候べく候、あなたがたに候はんずるざとうしゆ参候はゞ御ねん比は候べく候、なれ/\しくは御おき候まじく候、ついでに心へ候へ、ざとうとてもおとこのめのくらきにて候、女中がた