Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

はなとりゅう

花と龍

火野 葦平

Lesen Sie 花と龍 (はなとりゅう) von 火野 葦平 (ひのあしへい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 410.131 Zeichen · 824 Bildschirme

Aozora Bunko

わしにも、経験がある。そげな心配はしなんな。おマンも、割と苦労性じゃなあ」

「そうでしょうか?」

「向こうだって、あるかもわからんぞ。藤本の嬢も、二十二といや、一人前、わしは洒落れた言葉は知らんけんど、青春てら、なんとかの目ざめてらいう年頃じゃでな、ちょっと好きな男の一人や二人、ないとも限らん。あったって、ええよ。結婚して、夫婦になってしまや、そげなこた、なんでもない。わしが、請負うちょく」

「そんなら、よろしいですけど、……」

マンは、まだ、気がかりの面持だった。

「それに、おマン、もし、勝則が、その噂のある芸者と、なんぼか深入りしとったとしても、芸者のことなら、金でかたづく。わしに委せときない。大丈夫。勝則は親思いのおとなしい子じゃけ、今度の縁談をくずすようなことはしやせん」

「あたしも、そうは考えとります。……じゃけど、あの子、無口で、おとなしゅうはありますが、なにを考えとるのか、なにをしでかすか、わからんようなところも、あるもんですけ……」

「大学まで行っても、半纏がけで、沖に出とるのを、わしは感心して見ちょる。金五郎のような苦労はしちゃ居らんが、体格もええし、ええ親分になるじゃろよ。