Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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みつのあわれ

蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ

室生 犀星

Lesen Sie 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (みつのあわれ) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.662 Zeichen · 174 Bildschirme

Aozora Bunko

飲んでから気がついて青くなっちゃった、あれみな水道の水なんですもの、だから慌てて口をもがもがしたけれど、もう遅かったわ、げえになりそうになっちゃったんです。」

「だから出しなにあんなに、水道の水は飲むなと、言っておいたじゃないか。」

「あたい、すぐ助手さんを呼んだわ、そしてこのコップの水を飲んだんですけれど、これ、毒でしょうかしらときくと、いいえ、召し上ってもかまいはしませんと仰有ったから、でも、金魚には水道の水は毒でしょうと聞きなおすと、そうね、金魚にもお毒ということはないでしょう、どうして金魚の事なぞいまどき仰有るんですかと言われたので、あたい、すっかり赧くなって家にたくさん金魚を飼っているものですから、ここにあがっても、いまごろどうしているかと心配でならないんでございますというと、助手さんは何てお優しいお嬢様でしょうというの、おじさま、あたいも外に出ると大したお嬢様になって見えるらしいわね、驚いちゃったでしょう。」

「ちっとも驚かないよ、きみが令嬢でなかったら、令嬢らしい者なんて世界に一人もいないよ。」

「おじさまもそう思ってくれるかナ、嬉しいナ、ところで助手さんはこのお水にクロロフィルというお薬がはいっているから、金魚の鱗にも効く場合がありますと仰有ったので、あたい、もう少し頂いたわ、クロロフィルって青い