Japanische Klassiker mit Furigana
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おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
Lesen Sie 豊島与志雄童話集 (おつきさまのうた) von 豊島 与志雄 (とよしまよしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.569 Zeichen · 336 Bildschirme
わずかな間に、小鳥がたべてしまったはずもありません。
とんびは……やはり一羽、空高く舞っていましたが、足には何にもつかんではいませんでした。ただいかにもうれしそうに、ピーヒョロヒョロと、ゆったり舞っていました。
四 山の小僧
山のなかは、冬になると、天気がわるいことが多く、そして雪がふりだすと、なかなかやまず、十四五センチもすぐにつもってしまいます。
そういう時、私は西洋室の方にうつって、だんろに薪をどしどしたきます。正夫も私のところで、夜おそくまで話しこんでゆくことがありました。
正夫は星の話をきくのがすきでした。私は知ってるだけのことを話してやりました。太陽系のこと、ことに金星のこと、それから水星や火星や木星や土星のこと、大熊星座のなかの北斗七星のこと、小熊星座のなかの北極星のこと、次には、アンドロメーダ星座、ペルセウス星座、牽牛星と織女星、銀河のこと、彗星のこと、そのほかいろいろのことを話しました。そして私がびっくりしたのは、正夫が空の星の図を、名前はわからないでもよく知ってることでした。
「さびしい時には星をみるがよいと、何かで読んだことがありました。