Japanische Klassiker mit Furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Lesen Sie 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 160.770 Zeichen · 322 Bildschirme
」
「よし、よし、うまくやった。もうこれで、だいじょうぶだ。……おい、賢吉君、なにも、そんなにこわがることはない。きみは、だいじな人じちだからね。ここであそんでいてくれればいいのだ。きみのおとうさんが、わしのいうことを、しょうちしたら、きみをかえしてやるよ。」
黒い怪物は、ふくめんを三角に切りぬいた口から、ネコなで声で、いうのです。
賢吉君は、おもいきって聞きかえしました。
「おとうさんに、なにをさせるのですか。どうしたら、ぼくをかえしてくれるのですか。」
すると、黒い怪物は、ウフフフと気味わるく笑いました。
「それがききたいのか。なかなか勇気のあるぼうやだね。それはね、大洋丸の金塊をぜんぶ、わしによこせというたのみだよ。そのたのみをきいてくれたら、きみをかえしてやるのだ。それまでは、ここにじっとしているんだよ。」
ああ、賢吉君は、おそろしい人じちにされてしまったのです。それにしても、この黒い怪物は、何者でしょう。そして、賢吉君の運命は、これからどうなっていくのでしょう。また、さっき、ほら穴を出ていった八ぴきの鉄の人魚は、いったい、どんなおそろしいことを、はじめるのでしょう。