Japanische Klassiker mit Furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Lesen Sie 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 160.770 Zeichen · 322 Bildschirme
胴体としっぽは、ワニとそっくりで、それが、やっぱり鉄でできています。大きさは、人間のおとなよりも大きいのです。
一ぴきでもおそろしいのに、そういう怪物が八ぴきもウジャウジャかたまっているのですから、そのぶきみさは、想像もできないほどです。
ふくめんの首領は、ジャックの持つ懐中電灯の光をたよりに、その怪獣のいわやへ、はいっていきました。そして、鉄の人魚たちにむかって、大きな声で、命令しました。
「おまえたち、よくきけ。陸の入口から、いまに警官がふみこんでくる。おまえたちは、とちゅうまでいって、あいつらを、攻撃するんだ。ひとりのこらず、穴の外へ、おい出してしまえ、そして、穴には中から大石をつめて、二度と、はいってこられないようにするんだ。わかったか。さあ、みんないっしょに、でかけるんだ。」
鉄の怪物どもは、首領の命令を、だまって聞いていました。そして、しばらくのあいだ、シーンと、しずまりかえっていたかとおもうと、やがて、「ジャ、ジャ、ジャ、ジャ、ジャ。」というたくさんの鉄が、一度にすれちがうような、おそろしい音がおこりました。鉄の人魚どもが、声をそろえて笑っているのです。