Japanische Klassiker mit Furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Lesen Sie 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 160.770 Zeichen · 322 Bildschirme
」といって、どこかへ出ていきましたが、しばらくすると、にこにこしながら帰ってきました。
「わかりました。電話の秘密がわかりましたよ。ちょっと庭に出てごらんなさい。」
明智はそういって、さきにたって廊下へ出ると、庭の方へおりていきます。高橋さんと、中村警部と、その部下の刑事も、わけはわからぬけれど、ともかく明智のあとに、したがいました。
「高橋さん、あの庭のすみに、小さな小屋がありますね。物置ですか。」
「そうです。がらくたが、ほうりこんであるのですよ。」
「あの中に、私設電話局ができていたのです。」
明智が、みょうなことをいいました。
「え、私設電話局ですって?」
「ここに懐中電灯があります。これで物置きの中を見てごらんなさい。」
高橋さんは、いわれるままに、懐中電灯をうけとると、物置小屋の戸をひらいて、中をのぞきこみました。
「ほら、てんじょうから二本の電線が、たれさがっているでしょう。あのさきに、電話機がとりつけてあったのです。それから外へ出てやねをごらんなさい。むこうのおもやのやねから、この小屋のやねへ、やっぱり二本の電線がひっぱってある。わかりましたか。