Japanische Klassiker mit Furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Lesen Sie 青べか日記 (あおべかにっき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.334 Zeichen · 76 Bildschirme
戦は始まった。さあ。進め。三十六よ。(二五八八、一一、一三)
昨日から町は祭礼である。余は砂のように倦怠だ。明日は「松戸町」の方へ船で行こうと思う。一日雨だったが、夜になって晴れた。いまは強い南風が吹いて、なま温かい。余は扁桃腺を苦しめられている。昨夜の埃臭い霧が咽喉を冒したのである。今は十二時。(一一、一五)
ばか、ばか、ばか、耻を知れ。(一六)
遊べ、三十六、急ぐな。いくらでも遊ぶが宜い。
昨夜は夕景から、松戸の方へ出掛けた。「一軒家」から乗った船は北風の吹く薄暮の川面を遅々として川上の方へと進んだ。三日月が、暫く西の空に光っていたが、船が行徳を過ぎる頃に落ちて了った。(中絶)
随分日記をつけなかった。此の間に四日ばかり南房州のほうを廻って来た。今日は二五八八、一一、二八、である。いま月夜の北風を冒して、浦安亭へ浪花節(おお神さま)をききに行った帰りである。さあ、仕事をしよう。静子よ。私はお前の眼を見るぞ。風の音が淋しくつづいている。(一一、二八)
昨日山本で貸出しを拒絶された。博文館へ少女小説を持って行った。井口は大変に親切にして呉れた。