Japanische Klassiker mit Furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Lesen Sie 青べか日記 (あおべかにっき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.334 Zeichen · 76 Bildschirme
色々の思い出が胸に溢れたのであろう。弟に会った。神奈川の静子に会った。文子の友の「田村さん」「松沢さん」と云う二少女は、丁度あの人の友、「八木さん」「赤松さん」のように予の眼を楽しませ、その故に悲しませた。博文館へ行ったが誰にも会えなかった。帰途どじょうで酒をのんだ。帰ってからは高梨を訪ねた。「巨勢教授」十一枚書いた。今は午前三時である、ひどく冷える。此の頃東京市では強盗が頻々と出没する。悪い世態だ。さて寝よう。(二五八九、一、二〇)
「けい子」の病気は未だいけないと。
一日ひどく寒かった。「巨勢教授」七枚書いた。夜になって高梨の為に「吝嗇坊と鬼」と云う童話を書いた、「巨勢」浄書八枚した。今は午前三時半である、四時になったら原稿を高梨に届けに行く、それから帰って寝る。今日博文館の横溝に手紙を出した。歎願の手紙を。恥じよ。(二五八九、一、二一)
今日も一層寒かった。「巨勢教授」十五枚書いた。その他に何も為なかった。午後から堀江の正福寺で女相撲を見た、それ丈。今は一時である。疲れたからもう寝る。(一、二二)
寒さは益々ひどい。「巨勢」十七枚書いた。夕飯を高梨の妻君が「馬鈴薯と豚肉と玉葱」