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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょくりょうめいい

食料名彙

柳田 国男

Lesen Sie 食料名彙 (しょくりょうめいい) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 30.898 Zeichen · 61 Bildschirme

Aozora Bunko

ケシネツツキ

南秋田郡にはケシネゴメという語があって、これは不幸の場合などの贈り物に、布の袋に入れて持って行くものに限った名としている。そうしてその中にはまた粟を入れることもあるのである。家の経済に応じて屑米雑穀の割合をきめ、かねて多量を調合して貯蔵しおき、端から桝または古椀の類をもって量り出す。その容器にはケセネギツ、もしくはキシネビツというのもある。ヒツもキツも本来は同じ言葉なのだが、今は一方を大きな箱の類、他は家屋に作り附けの、落し戸の押入れのようなものの名としている地方が東北には多い。九州の方のケシネは甕に入れ貯蔵する。これをケシネガメといっている。

ケシネツツキ 飯米を貯蔵用に精げておくことをケシネスル(久留米方言考)、またはケシネ搗くという。忙しい折柄にこのケシネが絶えると、農家ではまごつくのである。千葉県には霖雨をケシネツツキという言葉さえできていた(上総国誌稿)。外の作業はできなくて、ただ飯米を搗いてくらす時という意味らしい。佐渡の海府地方では飯米が絶えて、にわかに稲を扱き籾を摺って食べる米だけをケシネといっている。熊本県などにも、飯米をケシネという語はすでに行われなくなって、ケシネといえばただ穀類を搗きまたは摺る作業の名になっている(肥後方言集)。