Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme

Aozora Bunko

そこから毎日、サーカスの大テントへかようつもりなのです。

笠原さんは、じぶんたち親子と女中さんだけではこころぼそいので、サーカス団員の中から、力が強く勇気のある三人の男をえらんで、西洋館に住まわせることにしました。そして、三人が交代で、昼も夜も、正一君たちの部屋の見はりばんをすることになったのです。

さて、ひっこしをすませた、あくる日のお昼ごろのことです。

笠原さんが、これからサーカスへいこうとしているところへ、電話がかかってきたので、受話器を耳にあてますと、きみの悪いしわがれ声が聞こえてきました。

「うふふふ……、バスではあぶないと思って、西洋館へ逃げこんだな。うふふふ……、だが、おれは魔法つかいだ。どんなところへだって、しのびこむよ。うふふふ……、それよりも、気をつけるがいい。きみのかわいい子どもを、じぶんで殺さなければならない運命なのだ。それは家をかえたくらいで、のがれられるものではない。うふふふふ……気のどくだが、きみは、そういう運命なのだよ。」

そして、ぷっつり電話がきれてしまいました。

笠原さんは青くなって、二階の正一君とミヨ子ちゃんの部屋へかけつけました。