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Japanische Klassiker mit Furigana

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まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme

Aozora Bunko

しかし、きみの目的は、そればかりじゃなかったね。」

明智探偵が、こわい顔で、二十面相をにらみつけました。すると二十面相は、ふてぶてしく笑いながら、

「アハハハハ……、もちろんだよ。おれの目的は、ほかにあった。おれには、笠原よりも、にくいやつがいる。だれだと思うね。いうまでもない、きみだよ。明智小五郎だよ。」

笑い顔が、パッとかわって、恐ろしい表情になりました。二十面相は、ぎりぎりと歯ぎしりをしているのです。

「おれはきみのために、かぞえきれないほど、ひどいめにあっている。いつでも、きみがじゃまをするのだ。そして、おれは牢屋につながれる。だがね、明智君。おれには、牢屋の鉄ごうしなんかないもどうぜんだ。ゆうゆうと牢屋をぬけ出すのだ。なんのためだと思うね? ほかでもない、きみに復讐がしたいからさ。きみをアッといわせて、かぶとをぬがせてやりたいからさ。

わかったかね、明智君。こんどの骸骨男も、ほんとうは、きみがあいてだった。むろんおれは、人殺しはきらいだ。あの射撃場の事件でも、ほんとうに正一を殺す気はなかった。きみに腕だめしをさせてやったのさ。

もし、きみがぼんくらで、あのときおれをとめにこなかったら、おれはわざとねらいをはずしてうつつもりだったよ。