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Japanische Klassiker mit Furigana

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まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme

Aozora Bunko

骸骨がウマに乗っているのです。

町の人たちは、こんなふしぎなものを見るのは、はじめてですから、みんな家のなかからとび出してきて、あれよ、あれよ、と見おくっています。人道を通っている人たちも、みんな立ちどまってしまい、自動車まで止まるさわぎです。白い警察自動車がサイレンをならしてやってきたら、ふつうの自動車は道をあける規則ですから、こちらの車は、なんのじゃまものもなく、思うぞんぶん走れます。

骸骨男は、ウマのしりに、ピシッ、ピシッと、ムチをあてて、あちこちと町角をまがり、だんだん、さびしいほうへ逃げていきます。

ほとんど人通りのない広い通りに出ました。両がわには大きな屋敷がならび、しいんと、しずまりかえっています。しかし、二十メートルおきぐらいに明るい街灯が立っているので、明智探偵は、骸骨男を見うしなう心配はありません。もう、ふたりのあいだは、五十メートルほどにせまっていました。

骸骨男のウマは、すこしつかれてきたようです。めちゃくちゃな乗りかたをして、むやみにムチでひっぱたくものですから、ウマがよけいにつかれるのです。

明智はなるべく身を軽くして、ウマが走りやすいようにしていました。