Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
牛乳屋のようでした。少女にばけた小林少年は、その青年が近づくのをまって声をかけました。
「あのう、ちょっとうかがいます。」
すっかり女の声になっています。小林君は、なかなか名優でした。
青年は、かわいらしい少女に呼びかけられたので、にこにこして立ちどまりました。
「あの西洋館、赤堀鉄州という人の家でしょう?」
「ああ、そうだよ。このへんじゃあ、おばけやしきの、おひげさんといってるよ。気味のわるいじいさんだよ。」
「そのおじいさん、いま、家にいるでしょうか。」
「きのうからるすだよ。じいさんはひとりものだから、いま、あの家にはだあれもいやしないよ。おひげさんはかわりもので、ときどき、ふらふらっと、どこかへ出かけて、帰らないことがあるんだ。そのたんびに、牛乳をくさらせてしまう。ぼくの配達した牛乳が、きのうのままドアの外におきっぱなしになっているんだよ。」
青年は、なかなかおしゃべりです。
「そのおじいさん、人形を作るのでしょう? それから、腹話術もできるんでしょう?」
「腹話術はどうか知らないけれど、人形は作るよ。あの家には、気味のわるい人形が、ウジャウジャいるよ。