Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans

Aozora Bunko

「おのれら来い! おのれら続け!」

一本歯の木履宙に飛ばせ、真一文字に走り出した。

範覚をも雑えて五十余人の眷族、一斉にその後を追っかけたが、ひとりみじめなのは範覚であった。

(呆れたね、なんということだ! クマノカワにシシノカワと! その中に千寿と朱丸とがいたと! ……ふーん、呆れた。いや呆れた! ……ほんとだとすると――ほんとらしい! ……とすると俺阿呆かなア)

酔いなど、すっかり醒ましてしまった。

その日も暮れて夜となった。

伏見街道を五里ほど行った地点の、街道を外れた広大な藪地に、うごめく一つの人影があった。

盲目の土岐頼春であった。

俄盲目の悲しさに、道に迷って来たものらしい。

この藪地は四方十里、それほどにも渡る広大なもので、沼あり河あり丘あり谷あり、それを蔽うて松、杉、柏、桧、からまつ、櫟、栗、白楊などの喬木類が、昼は日光、夜は月光を遮り、そうして茨だの櫨だの水松だの、馬酔木だの、満天星だの這い松だのの、潅木類は地面を這い、鷺、鶉、雉、梟、鷹、鷲などの鳥類から、栗鼡、鼡、※、猯、狐、穴熊、鹿などという、獣類を住ませ養っていた。雨の夜は腐木が燐火のように燃え、白昼沼沢地の芦の間では、蟒が野兎を呑んでいたりした。