Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans

Aozora Bunko

「それに妹呉服ことも……」

「うむ、お仕えいたしているが……」

「…………」

「しかしだのう、しかしだのう……」

「…………」

「熊野の別当定遍殿が、こうも辛辣に敵対するからは……」

「…………」

「それにわが身の眼から見れば、宮方なんどまことに微力……」

「さようで」

と、弟の右源次は云った。

「承久以来幾度となく、朝権恢復を試みましたが、いつもほとんどひとたまりもなく、武家方によって粉砕されました」

「今回とてもその通りじゃ」

「そのとおりにござります」

「で、わしは思うのじゃ、父上や戸野の小父などと一緒に、宮方にご奉公いたそうものなら、数代つづいた竹原の家が、武家方によって滅ぼされようもしれぬと」

「わたくしにもそれが案じられまする」

「大塔宮様はわが家におわす」

「致そうと思えばどのようなことでも」

「うむ」

「それに……ともかくも致しますれば……車の庄はわが手に入ります」

「六千貫も手にはいる」

兄弟はここで沈黙した。

よしきりが群れて芒の中で、騒がしく啼き立て羽搏きしたが、一斉に立って晴れた空へ、碁石を蒔いたように散って見せ、すぐに一、二町はなれた野面へ、また一斉に落ち込んだ。