Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans

Aozora Bunko

と、大庭の中ほどから、謡う声囃す声が、むしろ朗かに聞こえて来た。

(さては?)

と心に感じられた。

(最後のご酒宴と覚ゆるぞ! ……一大事! ……御命に代わって!)

幔幕をくぐって駈け込んだ。

「おお彦四郎! 生前に逢えたか!」

「宮!」

と鎧に立つところの矢、十六筋を立てたまま、全身蘇芳の色に染まった彦四郎義光は、がばと坐り、

「最後のご酒宴と見まいらせましたが、こは余りにもご性急、かつは軽々しゅう存ぜられまする。並々のご身分にあらせられるることか、宮方一統の運命を、双肩に担わせらるる重責の御身、尚、この儀は申すまでもなく、金枝玉葉の尊貴のご身分、他将軍とは異りまする! ……敵の勢いまだ四方へ廻らず、高野口は自由にござりますれば、なにとぞそこよりお落ちあそばしませ! ただし御跡に残りとどまって戦う兵なくば、敵審かしみ、御後追いかけ申すべし。恐れあることには候えども、召させたもう御鎧直垂と、御物の具とをたまわって、御諱の字冒させくださるべし、御命に代わり申すべし!」

死なばもろともと仰せになり、ご承引あそばされぬ大塔宮様を血涙をもって、苦諌しまいらせ、手ずから宮家の物の具を解き、自身にそれを引き纒い、無二の宮方であるところの、吉水院真遍に道案内をさせ、高野山を目ざして宮家を落とし、一息ついた彦四郎義光は、二の木戸