Classiques japonais avec furigana
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans
高燈籠の家
首と胴ばかりになった頼春は、なおのた打ち叫んでいた。
高燈籠の家
高野山に入らせられた大塔宮は、高野の衆徒、吉野の衆徒、熊野の衆徒、野武士、山伏、宮方にお味方の諸豪族に守護され厳しい関東軍の追捕の眼を眩まし、文字通り草莽に潜居ましまし、しかもご令旨を八方に飛ばし、宮方の武士を募らせられ、千早城に拠って関東の大軍、三十万を相手にし、微動だもしない楠木正成と、よく連絡をお取りになり、全日本の諸将に帰趨するところを、御自身身をもってお示しあそばされた。
これに感激しご令旨を戴き、勤王の諸将諸国に起こった。
新田義貞は上野に、赤松則村は播磨の国に、結城宗広は陸奥の国に、土居、得能は四国の地に、名和長年は伯耆の国に、菊池武時は九州の地に、そうして足利高氏さえ、鎌倉幕府を見限って宮方にひそかに心を寄せた。
その高氏が京都へ入り、両六波羅を討伐し、この年の五月七日をもって、全く両六波羅を亡ぼしおえ、新田義貞が鎌倉に討ち入り、同じ月の二十一日に、北条一族を亡ぼして、頼朝以来の武家政治を、百五十余年にして消滅させ、政権を朝廷に帰すことを得た。
主上伯耆より京師にご還幸、明る年正月二十九日、建武と改元あらせられた。