Classiques japonais avec furigana
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Lisez 吉田松陰 (よしだしょういん) de 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 135 622 caractères · 269 écrans
その理由如何、曰く、「兄弟牆に鬩ぐも外その侮を防ぐ、大敵外にあり、豈に国内相攻るの時ならんや」。これ明かに彼が一個の国民的論者たることを自白するものに非ずや。いわゆる彼が攘夷とは、この国民的統一、国体的保存、国権的拡張を意味するもの。また曰く、「大禁物は日本内にて相征し相伐すること誠に恐れ多し」と。また曰く、「幕府へ御忠節は即ち天朝への御忠節、二つこれ無く候」と、これみな月性に向って、その詭激の論を駁したるなり。また安政三年三月時事に感じ、作りたる詩中にも「朝廷を推尊し幕府を重んぜば、大義赫々として天下に見われん。然る後神州復た一新し、東夷北狄、赤県を仰がん」の句あり。これらを以て論ずれば、彼は殆んど公武合体論者に非ざる無きを得んや。彼は殆んどその反対党――少くも彼が門人の反対党――長井雅楽が主唱したる公武合体論の先鞭を着けたるものなるなからんや。またその浮屠黙霖に復したる書中にも「幕府一日感悟すれば、則ち朝を終えずして、天下平らがん」の言あり。これ明かに幕府を以て、実力的政府と識認したるものに非ずや。そのハリス来り、天下攘夷的血管沸騰したる後においてすら、彼はなお未だ幕府に絶望せざりしなり。