Classiques japonais avec furigana
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
Lisez 和人は舟を食う (あいこくしんわたしはこうおもう) de 知里 真志保 (ちりましほ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 70 567 caractères · 144 écrans
“パセ・オンカミ”は今こそ遙拝の形で行われているけれども、古くは直接その山へ登ってそこにあった祭壇の前で行われたと考えられます。すなわち、古くは各所の山の麓に一定の神と特別な繋りをもつ血縁的な小集団が住んでいて、それぞれ山上に自己の奉仕する神の祭場をもっていたらしく、その時代に於ては直接山の祭場に行って祭を行う習いだったのが、後にはそれらの血縁的な集団が幾つか集って、地縁的により大きな部落を作るようになると、部落の中に共同の祭場をもつようになり、祭はすべてそこで行われるようになったのでありますが、それでもそれぞれの家系に於て、祖先の祭場であった山の山の神に対する祈願を、他の神々に対する祈願の中に折込んで、遙拝の形で丁重にそれを行うようになったものと考えられるのであります。
なお、“カムイ・イワキ”から“イワ”という語が出ております。イワというのは、今はただ山の意に用いておりますが、もとは祖先の祭場のある神聖な山を意味したようであります。今のアイヌ語で狩猟或いは漁撈に於ける部落世襲の縄張りを意味する。“イオル”という語も、もとは“イワ・オロ”(iwa-oro イワの所)で、それぞれの家系の祖先の祭場のあった神聖な山のある所、すなわち彼等の祖先と特別の関係にあった神の支配する区域をさして云ったものと思われる