Classiques japonais avec furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lisez 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) de 平田 晋策 (ひらたしんさく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 102 452 caractères · 208 écrans
『鯨』はあばれる
は何をしているんでしょうね。僕、なんだか、心配で、いけないや。無電を打ったって返事がないし……」
「心配するな。木下大佐は遊撃隊の行動を秘密にするために、無電を打たれないんだよ。」
「そうかなあ。そうだといいんだけれど……」
「こら少年参謀。くよくよするない。碧海島へかえったら、きっと※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんに会わしてやるよ。」
北浦少佐は、少年のせなかをたたいて、はるか北西の碧海島のあたりをゆびさした。
「僕、※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんなんか、どうなったって、かまわないんだけれど……」
清君は、心と反対のうそを、口に出して、ちょっと恥ずかしそうに顔を赤くした。
その時に、はるか北東の方から、ひくくひくく遠い雷のような砲声が聞えて来た。
「おお、まだやってるな。」
少佐は、耳を立てて、夕ぐれの沖をにらんだ。
『鯨』はあばれる
傷ついて東京湾へ帰って行くわが艦隊を、敵の潜水艦が襲撃したのだ。『金剛』『伊勢』『扶桑』らは、十四糎砲弾を波の中へ射ちこみ、駆逐隊は、爆雷を投げて、ふせいだ。
「小しゃくな潜水艦め。」
日比谷少将は、残念そうに舌をならした。