Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lisez 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) de 平田 晋策 (ひらたしんさく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 102 452 caractères · 208 écrans

Aozora Bunko

恐しい秘密の作戦

」

フーラー博士は、大きな眼を光らせていばった。

「そうだ。今となっては、君の『荒鷲』だけが、たのみだよ。こんなぼろ艦隊なんか、何の役にも立たん。」

グレー中将は、さみしそうに笑った。

恐しい秘密の作戦

その夜、フーラー博士、グレー中将、参謀長、フロスト陸軍少将の四人は、金剛石砲台の山上の小屋で、秘密の作戦会議をひらいた。

椰子の葉かげの小屋は、深くカーテンを下して、灯の影ももらさない。小屋のまわりは、五十米ほどはなれて、陸軍の歩哨が百人あまり、銃剣ものものしく、とりかこんでいる。

事は軍機にふれるから、四人以外の者はぜったいに知ることが出来ない。

しかし、ただ一人、紅顔の少年が小屋の隅の椅子に腰かけて、この秘密の戦略を聞いている。アーサー少年だ。フーラー博士のただ一人の愛する子供だ。清君はこの少年に似ていたから、『八島』の甲板から太平洋の荒波の中へほうり出されて、漂流していた時、博士の同情をひいたのである。

アーサー君は、瞳の青い、金髪のふさふさした可愛い少年だ。兎のように、耳を立てて、父の言葉に聞き入っている。

フーラー博士は、いまや、最後の考えを打ちあけようとしているところだ。