Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lisez 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) de 平田 晋策 (ひらたしんさく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 102 452 caractères · 208 écrans

Aozora Bunko

――「ああ清さん、どうか生きていて下さい。」

※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、岸べの岩かどに、顔を伏せて、心で神を念じるのだった。

その時だ。『荒鷲』第十三号機が、にくにくしい姿を、島の上空にあらわしたのは。

「荒鷲だッ。」

「フーラーが来たぞッ。」

守備隊の水兵は、すぐに防毒面をかぶって、すばやく穂高岳の上の、高角砲陣地についた。しかし、敵を油断さすために、はやる心を、じっとこらえて、なかなか火ぶたを切らない。

敵機は、絶壁の上をすれすれに飛んでいたが、

「あッ。」

爆撃だ。爆弾は富士洞窟のすぐ前へ落ちた。

ごごオーッ、恐しい音がした。――※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、じーんと耳鳴がして、思わず岩にしがみついた。

しぶきが水兵服の背中をつめたくぬらす。

――ああやはり、『富士』は負けたんだわ。なつかしい清さん、あなたはとうとう太平洋のどこかで、なくなってしまったのね。くやしいわ、あたし、ああどうしたらいいんだろう。――

※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、つづいておこる第二の爆音を聞きながら、くやしさに身をふるわして、絶え入るように、さめざめと泣くのだった。