Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ねこののみとりぶし

猫の蚤とり武士

国枝 史郎

Lisez 猫の蚤とり武士 (ねこののみとりぶし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 496 caractères · 368 écrans

Aozora Bunko

「…………」

「云ってみりゃアお抱え人さ!」

「…………」

「家来だよ! そうともさ!」

「…………」

「それを何んだい変にネチネチと、恋したの惚れたの好きだのと! ……そのあげくには嚇しかけ、誰かを真っ二つにするとかしないとか! ……嘗めちゃアいけないんだ! ね、嘗めちゃア!」

三十郎の眼はギロリと光った。

「附け人、用心棒、まさにさよう。……が、拙者は一面において、隠密役にもござります。……さよう、あなた様に対する目附け役で」

「そうともさ、知っているよ」

梶子は負けずに云い返した。

「京都所司代の厭な爺さんが、松平伊豆守様への忠義顔に、お前さんという人へ隠れ扶持をくれて、あたしの所へ附け人としてよこし、伊豆守様へはもっともらしく『梶子と申す女隠密、女のことゆえ恋などに眼くらみ、お役目おろそかに致すかもしれず、かかる場合には注意されたく、それに女のことでござれば、一人腕利きの男を附けて、介添えいたす必要もあり、刃三十郎と申す男を、附け添わせましてござります』などと、申し入れたというじゃアないか。……はなからあたしにゃア解っていたのさ」

「でわたくしはあなた様の、目附け役にござります」