Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans

Aozora Bunko

観世縒りの人馬

観世縒りの人馬

「飛天夜叉、飛天夜叉!」

「若い女だということだね」

「いやいや男だということだ」

「ナーニ一人の名ではなくて、団体の名だということだ」

「飛天夜叉組ってやつか」

「術を使うっていうじゃアないか」

「摩訶不思議の妖術をね」

「宮方であることには疑がいないな」

「武家方をミシミシやっつけている」

「何がいったい目的なんだろう?」

「大盗賊だということだが」

「馬鹿を云え、勤王の士だよ」

「武家方が宮方を圧迫して、公卿衆や坊様を捕縛しては、拷問をしたり殺したりする。そこで捕縛をされないように、宮方の人々を逃がしてやったり、捕えられた人を取り返したり、いろいろやるということだ」

正中年間から延元年間へかけて飛天夜叉の噂は大変であった。

昭和年間から推算すると、その時代はおよそ六百年前で、後醍醐天皇、大塔宮、竹の園生の御方々は、申すもかしこき極みであり、楠木正成、新田義貞、名和長年というような、南朝方の勤王の士や、北条高時、足利尊氏、これら逆臣の者どもが、歴史の上に華やかに、名を連ねていた時代なのである。

そういう時代のある一日――詳しくいえば正中元年八月××日の真昼時に、土岐小次郎という若い武士が、洛外嵯峨の草の上に、ボンヤリとして坐っていた。