Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans

Aozora Bunko

今になって事情をうちあけて、連判状など渡そうものなら、そのような大切な物を持っていながら、何故今まで隠していたかと、さげすまれないものでもない。

きっとさげすむに相違ない。

と、桂子は支持を止め、浮藻は愛してくれなくなるだろう。

(これが俺には何よりも辛い)

そこで彼は今も連判状を、懐中に秘めているのであったが、心の重荷に堪えられないのであった。

「姫君様」

と右衛門が、また少しイライラしながら云った。

「いつまでこのような林の中に、鬼火の姥などと対陣し、止どまりおるのでござりまするかな?」

「右衛門や」

と桂子は云った。

「ほんのもう少しの辛抱だよ。……細作がかりの風見の袈裟太郎が、おっつけ京から帰って来ようから、そうしたらわたしたちは善処するよ」

その言葉の終らないうちに、林を分けて一人の男が、矢のような早さで馳せつけて来た。

それは風見の袈裟太郎であった。

「六波羅から出ました兵の数、おおよそ五百騎にござりまして、今街道を走らせおりまする。この大藪地へ到着しまするも、間のないことと存じられまする」

怪火点々

桂子は武者ぶるいして立ちあがった。

「六波羅勢わずか五百騎というか! ……牽制する手間暇はいらぬ! ……機会は来た、さあ右衛門、退き鉦をお打ち、さあ退き鉦を! ……」