Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans

Aozora Bunko

そうかと思うといやそうでない、漢権守は実は女で、それも非常な美人だよと、こんなように云う者があるかと思うと、老人だと主張する者などもあった。

が、偽りない真相は、やはり漢権守はあるのであるが、眼の所へ二つの穴をあけた、全身を包む黒の被衣で、その体を蔽うているので、同じ館にいる腹心の部下にも、本当の姿がわかっていない。――ということであるようであった。

「おいどうしよう?」

と番小屋警備の、守衛の武士が朋輩へ云った。

「こやつら三人どうしたものかな?」

「さようさ」

と朋輩の武士は云った。

「求めてこっちから連れて来たのでなく、向こうから迷い込んで来たのだから消してしまうのがいいだろう」

消すというのは殺すことらしい。

「が、娘はあのとおり綺麗だ」

「娘だけ送り込むか」

「ともかくも三人送り込んで、係りの者に取捨させたがいい」

と、三人目の武士が云った。

「では貴公送って行け」

「よし」

と、その武士は番小屋から出て、桂子たち三人の前へ立った。

「来い、よい所へ案内するから」

生ける白布

三人はその後へついて行った。

小広い道が出来ていて、その左右は杉並木であり、左側は山の斜面であったが、右側は丘から丘に通じた、丘陵地帯をなしていた。