Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
Lisez あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 520 caractères · 475 écrans
街道の出入り口の広い地域には、巨材と青竹とで厳重な柵と、いかめしい門とが作られてあった。そうして弓や槍や長柄や、薙刀や鉄杖で固められていた。
急ごしらえの関所であり、人別あらための吟味所であり、人馬の往来を調節して、非常に備える大木戸でもあった。
数十人の六波羅の甲胄武士が、鋭い眼を八方へ配りながら、関門を通る人々の姿を、仔細に厳重に調べている様子が、殺伐の気を二倍にした。
「土岐十郎頼兼の妾、同じくその子の六歳になる朱丸、この二人を捕えようと、鬼火の姥めは死に物狂いなのじゃ」
と、範覚は吼え出した。
「頼兼も多治見ノ四郎二郎も、敵ながら天晴れに討ち死にし、一族郎党一人残らず、この世を去ってしまったのじゃ。……そこで六波羅方大狼狽よ、宮方に一味し徒党した輩の、姓名人数がわからないからなあ。……それにもう一つ困ったことは、今回の宮方ご謀反の次第を返り忠して、内通した男、土岐蔵人頼春という男が、行方不明になってしまったことさ。……戦場から身をかくしてしまったのだそうな。……そこでいよいよ六波羅方では、宮方に加担した人間の名を、知ることが出来なくなったという次第なのさ。