Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lisez おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 194 415 caractères · 391 écrans

Aozora Bunko

」

プロペラの風をきるような音です。

小林少年も、井上君も、そのほかの十三人の少年たちも、まっくらな空を見あげました。

そのとき、この家の門のほうに、自動車のとまる音がしたのです。

小林君は、それをききつけると、ハッとして、そのほうへかけだしていきました。

小林君が考えたとおり、それは警視庁の自動車で、明智探偵の知らせによって、中村警部が部下をつれてやってきたのでした。

小林少年は、警部をつかまえて、あわただしく、ことのしだいをつげました。

「二十面相と、明智先生とが、木のぼり競争をやったのです。庭のシイの木です。そうすると、シイの木のてっぺんから、プロペラのまわるような音が、きこえてきたのです。ほらね、あれです。きこえるでしょう。」

「うん、きこえる。あいつのおとくいの、背中にくっつけるプロペラじゃないのか。」

「ぼくも、そうおもうんです。」

「よしっ、それじゃあ、サーチライトをもってきて、てらしてみよう。」

パトカーには、小型のサーチライトがつみこんでありました。中村警部は部下の刑事にいいつけて、それを庭へもってこさせたのです。

サーッと白い棒のようなものが、まっくらな空へのびました。