Classiques japonais avec furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lisez おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 194 415 caractères · 391 écrans
両手のなくなったロボットは、しばらく、電灯のむこうがわを行ったり来たりしていましたが、こんどは右の足を、バレエでもおどるように、パッと、高くあげたかとおもうと、その足も、どこかへ消えてしまいました。
あとには、左の足が一本のこっているばかりです。一本足のロボットです。むかしの本にのっているおばけの絵と、そっくりです。
あまりのふしぎさに、ふたりの少年は身うごきもできなくなって、夢でも見ているような気持で、おばけロボットを見つめていました。
一本足のロボットは、ピョイ、ピョイと、右左にとびあるいていましたが、その一本足も、ヒューッと、どこかへ飛びさって、見えなくなってしまいました。
手も足もなくなったロボットの、首と胴だけが、下に落ちもしないで空中にただよって、ユラユラゆれているのです。
「エヘヘヘヘヘ……。」
ロボットの口が、三日月がたに、キューッとひらいて、気味のわるい笑い声をたてました。
そして、その笑い声が消えないうちに、またもや、こんどは……。
あっとおもうまに、ロボットの胴体が、かき消すように、なくなってしまったではありませんか。
あとには、かくばったロボットの首ばかりが、フラフラと、宙に浮いているのです。