Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lisez おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 194 415 caractères · 391 écrans

Aozora Bunko

いいですか。そこで、この魔術をやるのには三人の人が、ひつようです。ちょうど、ここに、ぼくたち子どもが三人いますね。ですから、仮に、ぼくたち三人で貨車をぬきとるという、たとえ話で説明しますよ。まず、三人のうちで、いちばん力の強い人、ぼくたちでいえば井上君ですね。その井上君が、この支線のさいしょの駅で、列車がとまっているときに、機関士も車掌もまだのりこまないうちに、この三号車の、駅の方からは見えない側の戸をひらいて、中にしのびこむのです。

むろん夜ですよ。あの列車が、支線のさいしょの駅を出発したのは午後七時ですからね。

そのとき封印をきって、錠をねじあけるのですが、たとえば、ぼくならぼくが、井上君がしのびこんだあとで、貨車の戸をしめ、錠や封印の紙を、もとのようになおして、ちょっと見たのではわからないようにしておくのです。

井上君は、三号車にはいるときに、長い、じょうぶなワイヤロープのまるめたのを、かついではいるのです。太さが三センチもあるロープですから、子どもでは持てません。おとなでも、よっぽど力がないとだめです。ここでは、仮に井上君が、それを持てたとしておくのですよ。