Classiques japonais avec furigana
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わらわのはんせいがい
妾の半生涯
福田 英子
Lisez 妾の半生涯 (わらわのはんせいがい) de 福田 英子 (ふくだひでこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 64 051 caractères · 122 écrans
は福田なり。そは如何なる御用にやと問い反せしに、彼は妾の学校の当時なお存しおる者と思い居たるが如く、今回郷里なる親戚の小供の出京するにつきては、是非とも御依頼せんと思うなりという。依って妾は目下都合ありて閉校せることを告げ、尤も表面学校生活はなしおらざるも、両三人自宅に同居して読書習字の手ほどきをなしおれり、それにて差し支えなくば御越しなさるるも宜しけれど、実の処、一方ならぬ困窮に陥りて学校らしき体面をすら装う能わずと話しけるに、彼は何事にか大いに感じたる体なりしも道理、その際彼も米国より帰朝以来、小石川竹早町なる同人社の講師として頗る尽瘁する所ありしに、不幸にして校主敬宇先生の遠逝に遭い閉校の止むなき有様となりたるなり。その境遇あたかも妾と同じかりければ、彼は同情の念に堪えざるが如く、頻りに妾の不運を慰めしが、その後両親との意見相和せずして、益※(二の字点、1-2-22)不幸の境に沈むと同時に、同情相憐れむの念いよいよ深く、果は妾に向かい再び海外に渡航して、かの国にて世を終らんかなどの事をさえ打ち明くるに至りければ、妾もまたその情に撃たれつつ、御身は妾と異なりて、財産家の嫡男に生れ給い、一度洋行してミシガン大学の業を卒え、今は法学士の免状を得て、芽出たく帰朝せられし身ならずや、何故なればかかる悲痛の言