Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

わらわのはんせいがい

妾の半生涯

福田 英子

Lisez 妾の半生涯 (わらわのはんせいがい) de 福田 英子 (ふくだひでこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 64 051 caractères · 122 écrans

Aozora Bunko

二 挙家上京

いざや今一応約束の決行を促さばやと、ある日面会せしを幸いかく何日までも世間を欺き小供にまで恥辱を与うるは親として余り冷酷に過ぎたり、早く発表して妾の面目を立て給え。もしこのままにて自然この秘密の発覚することもあらば、妾は生きて再び両親にも見えがたかるべしなど、涙と共に掻口説き、その後また文して訴えけるに、彼も内心穏やかならず頗る苦慮の体なりしが、ある時は何思いけん児を抱き上げて、その容貌を熟視しつつハラハラと熱き涙を濺ぎたりき。されど少しもその意中を語らず、かつその日よりして、児を見に来る事もやや疎くなり行きて、何事か不満の事情あるように見受けられければ、妾も事の破れんことを恐れ、一日説くに女学校設立の意を以てし、彼をして五百金を支出せしめたる後、郷里の父母兄弟に柬して挙家上京の事に決せしめぬ。

二 挙家上京

アア妾はただ自分の都合によりて、先祖代々師と仰がれし旧家をば一朝その郷関より立ち退かしめ住も慣れざる東の空にさまよわしめたるなり。その罪の恐ろしさは、なかなか贖うべき術のあるべきに非ず、今もなお亡き父上や兄上に向かいて、心に謝びぬ日とてはなし。