Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 192 758 caractères · 383 écrans

Aozora Bunko

光春は、それを皆、叔父の長閑斎に頼んで、騒ぎ乱れぬように、本丸の広い一間に寄せ集めさせたのである。長閑斎の役目はなかなか難しくて辛いはずだった。しかしこの老人は辛い顔も悲しい容子もしていない。例のとおり子らと戯れながら、何度にもわたって、橋廊下を往復し、やがて滞りなく奥の者を全部、ひとつ広間にあつめた。

「賑やかなことじゃな。このような多数の道づれでは、どこへ参ろうと、淋しゅうない」

彼は、その真ん中に坐って、たえず何か喋舌っていた。

けれど多くの女性は泣きぬれている。それが子たちの童心をも異様にしめやかにするので、いつもなら彼の肩や膝に取りついて忽ち、よい遊び相手とせずに措かない子らも、各※(二の字点、1-2-22)、その乳母やその母の側にすがって離れなかった。

「叔父上、みな、お揃いなさいましたか」

やがて光春はそれへ臨んで、光秀の夫人へむかい、

「はや敵は、城下近くに迫りました。いまはお心措きなく、お始末遊ばしますように。――光春もすぐおあとを慕うて参りますれば」

と、最期をうながした。

光秀の夫人は、わが子、身寄りの子など、幼い者を左右に置いて、光春の妻と並んでいたが、