Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
Lisez 次郎物語 (じろうものがたり) de 下村 湖人 (しもむらこじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 159 223 caractères · 320 écrans
学校で一番になることだって、僕は決して嫌いではない。ただ面倒くさいだけなんだ。――一たい二人は僕をどうしようというのだろう。僕が家にいると、二口目には、この子さえいなかったら苦労はないが、と言う。だから僕はなるだけ家にはいないことにしているんだ。すると、今度は、なぜそんなに老人に心配をかけるのかとか、親の心がまだわからないのかとか、まるで、お寺の地獄の画に描いてある青鬼のような顔をして、呶鳴りつける。心配なんかせんでおけばいいじゃないか。一たい祖母や母が僕のために何を心配するというのだ。二人の気持は大てい僕にわかっている。わかっているから、僕はなるべく家にいない工面をしているのではないか。)
(学校の先生が修身で話してきかせることなんかも、半分は嘘らしい。第一、親の恩は海よりも深しなんて言うが、そんなことは、父にはあてはまるかも知れんが、母にはちっともあてはまらない。それに先生は、乳母やのようないい人のことを、ちっとも話してくれないのが不思議だ。学校で毎日毎日乳母やの顔を見ているくせに。)
こんなことを考えながら、次郎はいつの間にか、視線を自分の足先に落していた。